人生における贈り物の数々

日本人の情緒がうかがわれるのが、人生の節目で行われる儀式と、それにまつわる贈り物です。
産まれてから死に至るまでのあいだに、たくさんの儀式があります。
そのたびに親しい人のあいだで、贈り物のやりとりが行われます。
現代の風潮として、そういうものを面倒くさがる傾向がありますが、真心のこもった贈り物ほど、いただいてうれしいものはありません。
贈って贈られる心のキャッチボールだと思えば、面倒などとは感じることなく、贈る相手のことを考えたギフトをチョイスできるのではないかと思います。
生きているあいだに、わたしたちはどのような贈り物をするのでしょうか?
まず、命の誕生を祝います。
子供の誕生に関しては、多くのお祝い事があります。
出産祝いをはじめ、お食い初め、一歳の誕生日の儀式、七五三、入園、入学と、子供の成長に合わせて、次々と儀式もあるのです。
すべてではないにせよ、祝う気持ちを形にして贈り物をすることや、逆に贈り物をいただくことはあるでしょう。
子供が成長すれば、次は結婚です。
結婚に関する贈り物にも、様々なマナーがあります。
冠婚葬祭の贈り物に関するマナーは、絶対ではないにせよ、常識として知っておく必要はあるように思われます。
年を重ねていけば、病に伏すこともあります。
そのときには、お見舞いをいただきます。
体調がよくなれば、快気祝いをします。
還暦や古希というような、誕生日を祝う儀式もあります。
死に際しては、ご香典をいただき、それに対して香典返しをするのです。
このように考えてみるとわかるように、わたしたちがこの世に生れて、寿命をまっとうするまでのあいだ、わたしたちを支えてくださっている周囲の方々との、感謝の気持ちのキャッチボールは延々続くのです。
その時々で、必要になる贈り物に関するマナーや、このご時世では、どういう贈り物が喜ばれているのかということを知っておくと、わたしたちの人生も豊かなものになることでしょう。
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